2016年6月5日日曜日

クロロ・ルシルフルが心配でならない。

好きな言葉は「印税」。渡部です。


私は弁護士ですが,将来,法律に全く関係のない小説とか書いて,印税をもらうのが夢です。もっと言えば,小説じゃなくてもいいから印税だけ欲しいです。

そんな私にお手紙がきました。

賢明な読者の皆さんはお察しでしょう。

今回は,ついに私が本を出版するという話ではなくて,友人が本を出版したという話です。


順を追って話しましょう。

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今日は日曜日。世間がどっぷりお休みされている中,私は延々とパソコンを打ち続ける作業を行い,体も気持ちもリフレッシュとは真逆な何かに突っ走っておりました。

ようやく作業も終了し,じゃあ帰ろうかなと思い,ふとFacebookを開いたところ,今回のキーマンである,水上貴央(みずかみたかひさ)弁護士が,私を名指しして自身が書いた本を「宜しくお願いします。」と言ってきました。

賢明な読者の皆さんはお察しでしょう。今回は私に一円も印税が入ってこないパターンのやつです。

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まず,水上弁護士と私のことを説明しなければなりません。

水上弁護士については,こちらの動画を御覧ください。


これは,2015年9月16日に行われた,いわゆる安保法案に関する,横浜地方公聴会での模様です。

ここで,「これ(横浜地方公聴会)は,安保法案に関する慎重な議論をする場なのか,それとも採決ありきの『セレモニー』なのか」と,委員長に啖呵を切っているのが水上さんです。

そんな水上さんから来たお手紙が以下です(原文ママ)

なんだか重大なことを忘れているような気がしていたのですが
思い出しました。
私が最も尊敬している弁護士の一人である渡部源先生に
未だ十分に告知できていなかったのです。

渡部源先生は、私が川崎市幸区南幸町2丁目4−2に事務所を構えておられる弁護士の先生の中で一番尊敬している先生です。
川崎はもとより、神奈川全県の弁護士や依頼者、一般の方々から絶大な信頼を集める渡部先生にご協力いただけなかったのが、
今の時点で、未だ十分にこの本がブレイクできていない理由です。間違いありません。
我ながら大変な間違いをおかしていました。
しかし、改めるに憚ることなかれ、ということで、すぐに渡部源先生にご連絡してみなければと思い、ぶしつけながら投稿させていただきました!!大変失礼いたします。
ガチで立憲民主主義 集英社インターナショナル
よろしくお願いいたします。

何言ってんだこいつ。


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そもそも私と水上さんの接点ですが,ロースクール(大学院)が一緒だったんですね。

水上さんは一橋大学商学部経営学科を卒業し,銀行系シンクタンクにお勤めの後,一念発起して早稲田大学大学院法務研究科に入学。修了後司法試験に合格し,現在は青山学院大学法務研究科の助教に就任されております。

他方私は明治大学阿呆学部に入学後,ネットカフェにアルバイトとして勤務し,「就職が嫌だ」という理由で早稲田大学大学院法務研究科に入学。修了後司法試験に合格し,現在はどこの大学からもお声がかからない状態でニコニコ動画を見る毎日です。

そんな対局にある二人が,ロースクールという特殊な場で何故か意気投合。仲良くなり,現在もお互い交友を深めている。




そんなありきたりな話だとでも思いましたか。全然違う。



まず,私と水上さんは,ロースクール時代,全く接点がありませんでした。(記憶が確かなら)

今はどうか知りませんが,当時の早稲田は一学年250人ぐらいいて,なんとなく,生徒間でも「階層」が存在しました。

・出来立てのロースクールの今後をも考えるやる気とフロンティア精神に溢れるグループA
・ロースクールはさておき,自身の目標を達成すべく勉学に励むグループB
・勉強についていくのに精一杯な毎日のグループC

Aを頂点として,B,Cと人口が増えるイメージでしょうか。

水上さんは当時あからさまなAでした。クラスは違えど,私でも名前が聞こえて来るぐらいの方でした。

ちなみにぼくはグループDです。グループDは,「ダメのD」です。

Cですらない。そもそも勉強についていけてない。ついていけないからゼミとかに出れない。自分でとにかくやるしかない。

孤独な勉強をする毎日。ただし私はヘビースモーカー。喫煙所にいる人は,学年もグループも関係なくみんな仲間。そう,水上さんとは喫煙所で出会ったのであった。


そうなら良かったんですけど,残念ながら水上さんはタバコを吸いません。



共通の思い出もありません。


ぼくが優っているのは「倫理感のなさ」だけです。

あ,でも女性のモテ具合なら誰にも負ける気はしない。

そんなぼくも,このブログを書くようになり,たまに憲法とか政治の話を書いたら,昔の仲間が賛同したり面白いと言ってもらったりするようになりました。水上さんはそんな仲間の一人です。

ぼくの記憶だと,学生時代,水上さんは憲法ガッツリというよりかは,むしろ民法とかロジック使うのがお好きなイメージだったので,ここ最近,なんかガッツリ国会議員と話している水上さんを見て,「この人の身にいったい何が起こったのだろう」と割と本気で思ったりします。

まぁ,そんな人が警笛を鳴らさざるをえないほど,現在の憲法が危機的状況にあるということなんでしょうけど。

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で,水上さんとの関係に話を戻しますが,リアル世界で会わないため,割と気さくにネット上でお互いを面白おかしく牽制する仲なのですが,水上さんに決定的な欠点が一つだけあります。

それは,絶対ぼくのことを尊敬していないであろうくせに,年下のぼくを敬いへりくだり,それに困るぼくを見てせせら嗤うというプレイがお好きということです。



こいつ・・・おれのことおもちゃだと思っていやがる・・・!


上述の手紙のくだりを思い出してください。

私が最も尊敬している弁護士の一人である渡部源先生に

というくだりで始めているところまではいいのですが,そのあとに,


渡部源先生は、私が川崎市幸区南幸町2丁目4−2に事務所を構えておられる弁護士の先生の中で一番尊敬している先生です。









南幸町2丁目の弁護士はおれだけだ。







こいつは間違いない。確信犯だ。

おそらくぼくのFacebookで拡散させようという魂胆だろう。そうはいくか。








Facebookではなく,ブログで全世界に貴様のことを晒してやる!






これが今回の更新理由です。ここまで前振りです。渡部です。

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どんな本か知らないので,買ってみました。


1728円!税込!高い!高いよ水上さん!最近ぼくはお小遣い減ったから,週に一度の楽しみのヤングジャンプ(320円税込)をなくなくあきらめているんだよ!できれば少年ジャンプの値段ぐらいに抑えられなかったのかね集英社!

中身を見てみよう。

文字!文字ばっかだよ水上さん!文字と絵の量をハンターハンターぐらいの比率に抑えられなかったのかね集英社!(冨樫先生,連載再開ありがとうございます。)

で,全部読んだ。

感想ですが,個人的には「安保法案可決,そしてその後についての『ものすごい詳細な』解説本」という印象です。

容量としてはかなりのことを書いているのですが,口語調で書かれているため,すんなり入ってきます。

これに関する報道が自重気味にある昨今,裏話も含め,かなりの情報を得ることができるので,非常に興味深い(面白いというよりは「興味深い」の方が個人的にしっくりくる感じ)本です。

実務家が読んでも,絶対知らないことが出てくるので,「実務家が安保法を語るなら,まず最低限抑えるべき本」と言っても過言ではありません。

高校生が読んでも面白いかもしれません。テレビとかであまり出ていないことが書いてあったりしますが,それは,我々弁護士からすれば本当に「当たり前のこと」なので,意外と驚きますよ,これ。

「ガチで立憲主義」というタイトルのとおり,まじめに立憲主義のロジックを語る本なので,水上さんらしさ爆発です。

奥田愛基さんはオマケ。




(今日のまとめ)

みんな!今の日本は,来週のハンターハンター以上に目が離せない状態になっているんだぜ!


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