2017年11月22日水曜日

食事中の方,食事前の方,絶対に読まないでください。特にカレー,ダメ,絶対。

久しぶりの更新にそぐわない話をします。渡部です。

タイトルの通り,食事中の方はバックしてください。
今日は肛門の話をします。
とある理由でこの話をしますが,かなりリアルに書いているので,苦手な人は本当にブラウザバックしてください。
それでもいいと言う方のみ,下の方にスクロールしてください。





















































ようこそ。

【DAY 1】
ありえない量の血便が出ます。
それまで,何か排便しきれていない感じがしていたのですが,あまりの血の海にドン引きします。
だがこれは序章に過ぎなかった。



【DAY 4】
生まれて初めてボラギノールというものを使ってみました。
そして後にぼくは思いました。
ボラギノールが悪いんじゃない。ボラギノールが効かないほど症状が悪化していただけだったと。



【DAY 6】
「丸座布団」というものを購入。もう普通に座り仕事ができない。お尻が熱い。
だが後にぼくは思いました。
座布団を買ったところでぼくの病魔が治るわけがないことを。



【DAY 7】
午前中から仕事をしていたが,ついにお尻の熱さに発狂。
なんだこれは。普通に歩けない。座っていられない。かといって立ってもいられない。
自分の体に何らかの重大な異常があるのは認識しているのですが,ぼくの中の天使と悪魔が壮絶な戦いを繰り広げます。

天使「(テロリロリン♪)いい?あなたは絶対に痔よ。もう病院に行った方がいいわ。」

悪魔「(デロデロデロ♪)へっへっへ。病院だと?行くとしたら肛門科だぜ。肛門科って,なんか恥ずかしいイメージないか?お前は他人にケツの穴を見せる気か?」

天使「(テロリロリン♪)あなたはいつも,お客様に,「弁護士事務所の敷居は決して高くない,早期問題の発見が事案解決に結びつく」と偉そうにのたまっているでしょう?それがなに?こと自分のことになったら肛門科という敷居の高さに腰が引けるの?なんなの?バカなの?死ぬの?」

悪魔「(デロデロデロ♪)へっへっへ。いいかお前は今までろくに病院にかからず自己治癒力のみで生きてきたじゃないか。今回だって大丈夫さ。いいか,おれのいう通りに



うっさい,お前らどっか行け



理性ではなく本能で肛門科に即電話。即日診療してもらえることに。午後に予定がなかったため,肛門科に急行。

生まれて初めて肛門科(内科もやってる)に行ったわけですが,すごく綺麗です。
あと,なぜか女性の患者さんばかりでした。なんなの?女性は痔になりやすいの?
それと,今年はインフルエンザワクチンが不足していることもあってか,インフルエンザの予防接種受けに来ている人がいっぱいいました。

ただひとつ確実なことは,




待合室で一番緊急性が高いのはぼくだということです。



頼む,「予防」接種ということは,まだインフルエンザになっていないのだろう?だったらちょっとでいいから順番をおれに譲ってくれ。今ならお前の望む通りの離婚協議書をタダで作ってやる。すぐさま公正証書遺言の文案を作ってやる。だから頼むからおれに

看護師「わたべさーん。お待たせしました,どーぞー。」

ぼく「すいません。ちょっとすぐに立てないんで補助してください。


もう緊急性のあまり理性が飛んでいるぼく。初めて肛門科の先生(男性)とご対面。


先生「じゃあ触診しまーす。」


生まれて初めての触診でしたが,結論から言えば全然恥ずかしくありませんでした(重要)。うまくできているもんで,病院の雰囲気とか,先生や看護師さんの雰囲気とか,「逆になんでお前はケツを見せんのや?」というオーラでいっぱいで,ペロンとお尻を見せることができました。

触診自体も思ったほどではなく,「まぁ,こんなもんなんだろうなぁ」という程度のものです。今,痔でお悩みの方は,「恥ずかしい」「怖い」という理由で肛門科を避けるのは損だと思います。全然痛くないし,まぁ違和感はあるけど,全然許容できる範囲でした。




但しイボ痔を触られたときは除く。




叫びました。気づいたら「痛え!てめえやめろ!殺すぞ!」と害悪の告知を先生に言う始末。
あまりの絶叫ぶりに看護師2名に取り押さえられる36歳。



ぼく「さっきはすいませんでした。育ちの悪さがそのまま出ました。」

先生「それはいいんだけどね。わたべさんね,よくここまで痔を育てたね。」

ぼく「そうなの?」

先生「イボ痔ってね,4段階のレベルがあるの。数字が大きい方が重症ってことね。で,わたべさんはレベルⅲなのね。これはね,もうね,イボ痔が肛門の外に出て来てしまっているの。

司法試験に合格する知能を持っているはずのぼくでもこの日本語は俄かに理解できませんでした。

先生「基本的にはレベルⅲ以上は手術,つまり投薬治療は難しいから,メス入れてイボ痔切るしかないのね。とりあえず経過をみたいから,痛み止めとか薬出すんで,二日後来て。」



【DAY 9】
ぼく「先生。」

先生「なあに?」

ぼく「今日手術してください。これはあれだ,もうぼくは長くは持たない。

先生「でもね。手術する場合には,前日から下剤とか飲んでもらってとかあるし,今日の午後は大腸カメラの検査が他に入っているし・・・」

ぼく「(先生のスケジュール帳を指差しながら)でもこことここの合間に時間あるじゃないですか。

先生「術後は数時間ベッドで安静にしてほしいけど,その手術スケジュールだと安静にできる時間の確保が・・・」

ぼく「寝る。超寝る。帰りも車の運転しないことを誓う。だからお願い。ぼくこのままだと理性が飛んで,何をするか自分でもわからない。まだ生後10か月の子供を残していくわけには行かないんだ。頼む先生。おれのイボ痔を葬ってくれ。」(原文ママ)

先生「わかった。やりましょう!」

ぼくと先生の間に友情が芽生えた瞬間である。

① かんちょう

看護師「じゃあまずかんちょうしてお腹の中を全部出しちゃいます。」

ぼく「はい。」

看護師「本当は5分ぐらい排便を我慢してほしいんだけど,もうそれは無理なのね。だから,1分ぐらいを目処に我慢して排便してくれればいいから。これからかんちょうするけど,ゆっくりトイレまで連れて行くから,ゆっくり排便してね。」

ぼく「はい。かんちょうしてから時間はスタートですね(iPhoneのストップウォッチを起動)。」

看護師「じゃあかんちょうしまーす。(かんちょう実行)」

ぼく「(無言でストップウォッチを開始)」

看護師「じゃあわたべさん,ゆっくり排便してね。なにかあったらその呼び出しボタン押してね(ガラガラビシャ!)」

ぼく「(無言でストップウォッチを凝視)」

看護師「わたべさん?聞こえてる?」

ぼく「(無言でストップウォッチを凝視)」

看護師「わたべさん?1分が目処よ?5分って言ったのは気にしなくていいのよ?」

ぼく「(4分経過)」

看護師「わたべさん?わたべさーん!わたべさーん!(ドンドン!ドンドン!)

ぼく「あと30秒だから!」

看護師「わたべさーん!出しなさい!いいから出しなさい!わたべさーん!!」

これはリアルに行われたやり取りです。


② 尾骨麻酔

先生「じゃあね,尾骨麻酔します。うつ伏せになってね。これやるとね,足とかは動くけどお尻全然麻痺するから。」

ぼく「なんで?」

先生「麻酔を「尻尾」のところに打つとね,神経が集まっている肛門付近に足よりも早く麻酔が回るの。」

ぼく「なるほど。ちなみに痛いですか?」

先生「そうだね。午前中,「痛くする際には事前の告知」という約束をしたもんね。尾骨麻酔は正直痛いよ。ごめんね。」

ぼく「わかりました。どうぞ。」

先生「痛いでしょ?」

ぼく「?」

先生「痛くないの?」

ぼく「痛いけど,痔の方が痛くて気にならない!」

先生「うん,そんな嬉しそうに振り返らなくていいからね。おとなしくうつ伏せでいてね。」

(15分後)

先生「ちょっと肛門締めてみて。」

ぼく「えい!」

先生「よし,麻酔うまく効いてる。」

ぼく「あれ?先生,ぼく,肛門閉まってなくない?」

先生「ふふふ。それが尾骨麻酔というものさ。」


③ 手術

ぼく「・・・というわけで,今は西口に独立開業しているんですよ。」

先生「そうなんだ。わたべさん,弁護士さんなんだね。真面目なんだね。真面目だからかんちょうを5分も我慢するんだね。

ぼく「いや,そもそも真面目な生活送っている人はイボ痔にならないと思うんですよ。」

先生「あはは!なるほど!わたべさんおもしろいね!」

ちなみにこの会話はうつ伏せになったぼくの肛門を全開に広げて先生がイボ痔を切開しながら繰り広げられています。

手術中の痛みはゼロでした。(すごく重要)

助手の看護師さんは女性でしたが,肛門どころかもはやキン◯マまで見られているので,恥ずかしさは皆無でむしろ清々しく,なんか昔からの友人みたいに接することができました。

手術時間はだいたい1時間くらいです。

平日の午後,みんなが働いている中,下半身を解放し,うつ伏せになって,機械が奏でる自分の心拍音を聞くひととき。




弁護士という仕事についてから一番くつろいだひとときだったのかもしれません。



④ 術後(安静時間)

ぼく「せんせー!痛み止めをー!痛み止めをー!」

ぶっちゃけると麻酔が切れたときが一番きつかったです。

ここは難所ですが,ここを乗り切れば痛みは引く一方なので頑張ってください。


【TODAY】

そんなわけで,経過も良好。全然痛くない。ついに血便も止まった。

まだまだ経過観察中ですが,この経験を糧にこれからも強く生きていこうと思います。

今回の投稿は,痔の手術を行ったことを知った何人かの友人が,「詳細詳しく」「実は私も肛門科行こうと考えていますが踏み切れなくて」等のお便りを個人的にいただいたので,それなら全国の痔に悩んでいる方々のために,一つのケースとしてご紹介することにより,一人でも痔に悩む方が減ってくれればと思い書きました。

事実しか書いていないので,読む人を選ぶ文章になってしまい,そこは申し訳ないなと思っていますが,これは恥ずかしいことじゃない,むしろ大事なことなんだということで,ブログに書きました。





ただ,弁護士の業務ブログとして書く必要があったかはわかりません。